マカオ、麻薬密売関与のフィリピン人の男逮捕…海外からクーリエで受け取り加工

 マカオ司法警察局は3月20日、麻薬密売などに関与したとしてマカオで就労するフィリピン人の男(38)を逮捕したと発表。

 同局によれば、麻薬密売組織が海外からクーリエを使ってマカオへ麻薬を持ち込み、密売しているとする通報を受け、税関当局の協力を経て麻薬入りとみられる小包を特定した上、摘発を行ったとのこと。

被疑者宅に対する捜索時の様子(写真:マカオ司法警察局)

 3月19日夜、マークしていた男が小包を受け取るため代理購入店を訪れた際、警察官が男に対する職務質問を実施し、小包の中からコカイン約30.7グラムを発見。また、男の自宅を捜索したところ、アイスと呼ばれる覚醒剤約16.6グラム及び麻薬の加工用途とみられる器具なども見つかったという。

 本件に絡み同局が押収した麻薬は末端価格にして約40万パタカ(日本円換算:約750万円)相当分に上り、被疑者は同局の調べに対し、麻薬密売組織から報酬を得て、その指示に従って小包を受け取って中からコカインを取り出し、クラックにするなど加工して販売したが、詳しい事情については供述を拒否しているとのこと。

小包の中から見つかったコカイン入りの袋(写真:マカオ司法警察局)

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