ギャラクシーG、日本カジノ市場進出に高い関心

ギャラクシーマカオを運営するカジノ大手、ギャラクシーエンタテインメントグループ(銀河娛樂集團)のフランシス・ロイ(呂耀東)副会長は3月19日、業績発表記者会見の中で日本のカジノ市場について高い関心を示すとともに、進出を希望していることを明らかにした。

フランシス・ロイ副会長によると、マカオが世界で最も発展余地がある市場としながら、グループとして世界市場に進出する財務余力も持ち合わせているとした。候補の国として日本を挙げ、すでに同社は日本と長いパートナーシップ関係を持つとし、父にあたる同社の呂志和会長が50数年前に沖縄で余剰物資を仕入れて香港で販売した際に得た利益が同社のスタートだったというエピソードを披露。ギャラクシーエンタテインメントグループはゼネコンを母体としており、50年以上に渡って建材、セメントなどを日本から輸入しており、ギャラクシーマカオにマカオ唯一の日本ブランドのホテル、ホテルオークラを誘致した、と加えた。

グループとして日本への進出希望を持っていることを明言したが、カジノ合法化の過程を見守り、法律の内容を解釈することが先としている。すでに、日本企業との接触も行ったという。日本の具体的な都市については東京、大阪、沖縄の名を挙げたが、それぞれ求められるものが異なるとし、慎重に考慮していくとしている。

ギャラクシーエンタテインメントグループの呂志和会長(左)と呂耀東副会長(右)父子―本紙撮影

ギャラクシーエンタテインメントグループの呂志和会長(左)と呂耀東副会長(右)父子―本紙撮影

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