マカオ、「五・一」労働節GW初日のインバウンド旅客数は12.1万人

 アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節)ゴールデンウィークを迎えている。

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休となるほか、 マカオと香港でも飛び石連休となるため、インバウンド旅客の増が期待されている。

 マカオ治安警察局は5月2日未明、労働節ホリデー初日にあたる5月1日の出入境統計(暫定データ)を公表。同日の総入境者数は28万1826人(延べ、以下同)で、インバウンド旅客数に限ると12万1750人だった。

 5月1日は午前中いっぱいまで前夜からの大雨が続いていたが、午後にかけて雨が止み、マカオ半島の歴史市街地区一帯は多くの観光客で賑わい、聖ポール天主堂跡前周辺では一時通行規制も敷かれた。

 マカオ政府旅遊局は今回の労働節GW期間中のインバウンド旅客数について、単日約13万人との見込みを明らかにしている。また、治安警察局の予測によれば、出入境のピークが5月2〜3日になるとのこと。

 なお、前年同時期(2023年4月29日から5月3日までの5日間)の単日平均インバウンド旅客数は約9.9万人だった。今年どの程度までインバウンド旅客数が伸長するかに注目が集まっている。

マカオと中国本土の間の主要な陸路の玄関口となる關閘イミグレーションのイメージ(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)運営会社は2月13日、同IRのフレンチレストラン…
  2.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は2月13日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(20…
  4.  マカオ司法警察局は2月12日、違法薬物密売の疑いでマカオ人で香港の身分証も持つ自称無職の男(30…
  5.  1958年に創設され、国際的に権威ある格付け機構として知られる「フォーブス・トラベルガイド」が2…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun