マカオIR運営サンズチャイナが地元中小企業支援の大規模ショッピングエキジビションを継続開催

 マカオの統合型リゾート(IR)運営6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月15日、コタイ地区にある傘下のIR「ザ・ヴェネチアン・マカオ」内にある展示場「コタイエキスポホール」で7月18〜21日(各日12〜22時)にかけて「サンズショッピングカーニバル2024」を開催すると発表。

 同イベントはコロナ禍にあった2020年にサンズチャイナ社が地元小売業者を支援する目的で企画した大規模ショッピングエキジビションで、同年夏に初開催。初回の成功を受け、以降も年次でこの時期に開催され、今回で5回目。マカオでは昨年の年初からアフターコロナで社会・経済の正常化が進んでいるが、すでに夏の恒例イベントとして定着していること、またマカオ政府が打ち出した経済のダイバーシティ化を目指す方針に呼応するため、継続開催が決まったという。

「サンズショッピングカーニバル2023」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

 今回の出展ブース数は580以上を予定しており、初日に特売を行うほか、大型国際フードコートの設置、ファミリー施設の充実、さまざまなステージイベントをラインナップするなど、集客増につながる企画を用意しているとのこと。

 サンズチャイナによれば、同イベントの来場者数は2020年からの4回で延べ約42万人に上ったとのこと。同社では、地元中小企業のビジネス機会創出、またマカオ経済の安定的な回復に寄与したい意向から、これまで同様に今回も地元中小企業及び同社系IRに出店するテナントに対して同展への出展費用を無料にする支援策を講じるとした。

「サンズショッピングカーニバル2023」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

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