マカオIR「サンズマカオ」が開業20周年…毎年恒例のタクシー運転手への弁当配布実施

 マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)がきょう(5月18日)開業20周年の節目を迎えた。

 サンズマカオはマカオ半島新口岸地区の外港フェリーターミナルに近い好立地にあり、マカオ初の本格ラスベガス型IRとして2004年5月18日にオープン。マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナが開発・運営を手がける。

タクシードライバーに弁当を配布するサンズチャイナのVIPテーブルオペレーション担当バイス・プレジデントのレイモンド・ホー氏(写真:Sands Macao)

 サンズマカオは2004年のオープン以来、市民や観光客を送迎してくれるタクシードライバーの存在があってこそ施設の成功があるとの考えに基づき、日々の貢献に対する感謝の意を表し、慰労することを目的として毎年の開業記念日にタクシードライバーへ特色あるメニューで構成されたランチ弁当の無償配布を恒例実施していることで知られる。

 サンズチャイナのウィルフレッド・ウォン(王英偉)エグゼクティブ・バイス・チェアマンは18日、「サンズマカオが開業20周年を迎え、毎年およそ100万人の市民と旅客へ非凡なエクスペリエンスを提供することを光栄に思うと同時に、昼夜問わず移動の便を提供するタウシードライバーへ感謝の気持ちを伝える機会とし、マカオの安定した発展の継続を祈願し、世界的ツーリズム・レジャーセンターを目指す目標に向かって邁進していきたい」とコメントした。

サンズマカオの開業20周年を記念してタクシードライバーに配布された弁当のイメージ(写真:Sands Macao)

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