マカオ司法警察局の防犯パトロールで違法売春従事のインバウンド旅客2人発見

 マカオ司法警察局は6月12日、同日カジノ施設などが集積する繁華街のひとつ、マカオ半島新口岸地区において多くの刑事捜査員らを動員しての防犯パトロールを実施したと発表。

 同局によれば、今回パトロール期間中、ホテル内で違法な売春に従事していたインバウンド旅客の女2人の身柄を拘束するとともに、2人が滞在していた客室から”商売道具”を発見するに至ったとのこと。いずれも同局の調べに対し、マカオ入りした後、違法な売春に従事して利益を得ていたことを認めた上、客から毎回300〜500パタカ(日本円換算:約5900〜9800円)を受け取っていたなどと説明したという。

 同局が上述の2人に対する身元確認及び調査を行った結果、マカオで他の刑事犯罪に関わっていないことが確認されたが、旅客の立場での入境者として明らかにふさわしくない活動へ従事したとし、法律の規定に基づき治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

 昨年以来、アフターコロナでマカオのインバウンド旅客数が急回復し、社会・経済の正常化が進む中、マカオ警察当局で各所でのパトロールや各種犯罪をターゲットとした取り締まりを積極的に展開している。

マカオ司法警察局がコタイ地区で実施した防犯パトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

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