マカオ旅遊物価指数上昇継続―14年第1季

マカオ政府統計調査局は4月15日、2014年第1季の旅遊物価指数が144.02ポイントとなり、前年同期比7.35%の上昇となったことを発表。旧正月連休シーズンのホテル宿泊費、飲食サービス費、土産価格の上昇が主要因。

指数上昇幅が大きかったのがホテル宿泊費(20.80%増)、食品・タバコ(5.63%)、娯楽・文化(5.40%増)。一方、航空券、金製品の価格は下落に転じ、交通・通信、雑貨価格はそれぞれ2.95%、2.38%減となった。

今年第1季の旅遊物価指数は直前期と比較して1.24%上昇。宿泊が5.59%の大幅上昇、娯楽・文化アクティビティが2.98%、食品・タバコが2.59%で、ホテル客室価格と娯楽関連、レジャー用品、土産価格の上昇が主要因。一方、男女衣料、ハンドバッグなどはセール期間となったことから、衣料・履物価格指数は8.74%下落している。

今年第1季までの直近4期の旅遊物価平均指数は直前4期と比較して6.68%上昇。そのうち、宿泊が13.78%、食品・タバコが8.11%と上昇が目立ち、雑貨商品は8.74%下落している。

週末や大型連休は多くの観光客がマカオを訪れる(写真は大三巴街)—本誌撮影

週末や大型連休は多くの観光客がマカオを訪れる(写真は大三巴街)—本誌撮影

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