14年第1季小売業販売額対前年15%増、電化製品伸長

マカオ政府統計調査局は5月22日、今年(2014年)第1四半期小売業販売額が183.1億パタカだったと発表。前期末の183.3億パタカから約0.1%の微減。内訳は、時計・ジュエリーが全体の約29%を占める53.8億パタカで、以下百貨店商品17%、皮革製品と成人衣料がそれぞれ10%、スーパーマーケット商品と自動車がそれぞれ6%。

今年第1季の小売販売額は前年同期比15%増。特に伸びたのが電化製品の47%増、スーパーマーケット商品の25%増、百貨店商品の22%増、成人衣料の19%増。

価格要素を除いた今年第1季の小売販売量は前年同期比18%増。明確な伸びを示した商品群として、電化製品53%、乾物34%、時計・ジュエリー32%、バイク及びパーツ26%のそれぞれ増。販売商品量は前四半期から横ばいで、そのうち電化製品の30%、スーパーマーケット商品の12%、乾物の11%の伸長幅が大きい。一方、自動車と通信設備はそれぞれ15%、10%減。

小売業者に対する聞き取り調査の結果では、商品販売数量については前回調査から9ポイント減少となる59%の業者が13年第4季の前回調査時から増加または安定していると回答。販売量が減少したと回答した業者は41%。価格については64%が安定、24%が上昇、12%が下落と回答。

前年同期との比較で約74%の小売業者が在庫水準は標準レベルにあったとし、14%が在庫不足との認識。

第2四半期への展望については、30%の小売業者が第1季と比較して販売量が伸びると回答、42%が現状維持、減少が28%。また、価格は71%が安定を維持、上昇が19%、下落としたのが10%。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

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