4月CPI、対前年6.36%上昇

マカオ政府統計調査局は5月21日、今年(2014年)4月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は129.94となり、対前年6.36%の上昇。住宅家賃と外食費、さらにイースターホリデーによるパックツアー価格の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の11.93%、レジャー及びカルチャーの8.57%、家庭設備及び用品の7.06%増で、主に家賃、パックツアー、家庭サービス費の上昇に伴うもの。

今年4月のCPIは前月との比較で0.88%上昇。パックツアー価格及びタバコ価格の上昇によりレジャー及びカルチャー、タバコの価格指数をそれぞれ4.18%アップ。また、食品及び非アルコール飲料価格指数が外食費、野菜・果物価格の上昇により0.68%アップ。しかし、生鮮魚介類及び豚肉価格は下落し、上昇幅の一部を相殺。また通信価格指数は0.01%の微減。

今年4月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.78%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料価格指数がそれぞれ10.92%、6.48%の目立った上昇。一方、通信価格指数はそれぞれ1.87%の下落だった。

今年1~4月のCPIは前年同期比6.18%上昇。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府では、2014年も市民への電気料金補助の継続や現金支給額の増などの生活援助施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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