マカオ治安警察局は12月2日、タクシー車内で拾った多額の現金入りの財布を着服したとして韓国人の男（50代）を逮捕したと発表。

　同局の発表によれば、タイパ島の柯維納馬路までタクシーを利用したマカオ市民から降車後に6万3500香港ドル（日本円換算：約122万円）の現金やIDカードなどが入ったハンドバッグを忘れたことに気づいたが、探しても見つからず、何者かに持ち去られた可能性があるとの被害通報が寄せられたとのこと。

　通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して容疑者の男を特定。11月29日にマカオ国際空港付近で逮捕したという。

　男は同局の調べに対し、ハンドバッグを拾ったことは認めたが、中に現金は入っておらず、ハンドバッグとその中身はすべて捨てたなどと供述。同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、男を拾得・発見物不当占有罪で検察院送致するとした。