マカオのシェフが山形・鶴岡市のユネスコ食文化創造都市認定10周年イベントに参加

 マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社(SJM Resorts, S.A.)は(2024年)12月31日、同月日本の山形県鶴岡市で開催された同市のユネスコ食文化創造都市認定10周年イベントに傘下のIRグランドリスボアパレスに併設するGLPカフェの梁健明シェフがマカオを代表して参加したと発表。

 鶴岡市は日本で初めてユネスコ食文化創造都市に認定されたことで知られる。マカオは2017年に中国で3番目に認定され、以降、マカオ政府は西洋と東洋の文化が見事に融合したマカオ独特の食文化をフックにした観光プロモーションや世界の認定都市との交流イベントを積極的に開催している。

山形・鶴岡市のユネスコ食文化創造都市認定10周年イベントに参加したマカオGLPカフェの梁健明シェフ(右)=2024年12月(写真:SJM Resorts, S.A.)

 同社によれば、鶴岡市のユネスコ食文化創造都市認定10周年イベントは4日間にわたって開催され、マカオ代表として参加した梁シェフはマカオ名物のポークチョップバーガー(ミニサイズ版)をキュリナリーデモンストレーションセッションやガラディナーでゲストらに提供することで、マカオグルメの魅力を伝えたとのこと。

 同社では、マカオを代表して意義深い祝賀イベントに参加できたことを光栄に思うとし、マカオの文化的魅力を世界に向けて発信するとともに、鶴岡市の伝統とクリエイティブな食文化に学ぶ貴重な機会になったとし、今後もさらに多くの食文化創造都市との協力を進め、ともに世界の美食文化を盛り上げていきたいとした。

山形・鶴岡市のユネスコ食文化創造都市認定10周年イベントでマカオ名物ポークチョップバーガーを提供する梁健明シェフ=2024年12月(写真:SJM Resorts, S.A.)

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