マカオ・コロアン島のハクサビーチでスナメリの死骸がみつかる

 マカオ市政署(IAM)は2月21日、コロアン島の南部にあるハクサビーチでイルカの死骸を発見したとの通報を受け、職員を現場へ派遣し、調査を実施したと発表。

 同署による初歩鑑定で、この死骸は亜成年期のオスの江豚(スナメリ)と判断。体長は約1.48メートルで、発見時点で腐乱により臭気を放っていたことから、死亡後しばらく経過し、海流に乗って漂着したものとの見方を示した。衛生面を考慮して火葬する予定とのこと。

 マカオ周辺海域に生息するイルカとして、中国の第一級保護動物に指定されているピンクイルカ(中華白海豚、日本語名:シナウスシロイルカ)が知られる。マカオ沿岸ではしばしばピンクイルカの死骸が発見されているが、死亡してから海流に乗って漂着したケースがほとんど。

 スナメリはマカオで「江豚」と呼ばれており、中国の第二級保護動物。マカオ沿岸でスナメリの死骸が発見される例はピンクイルカと比較して少ない。マカオ沿岸でスナメリの死骸が発見されたのは約2年ぶり。

 同署は本件を受け、浅瀬に取り残されたイルカを発見した場合、速やかに同署のホットラインへ通報するよう呼びかけを行った。

マカオ・コロアン島のハクサビーチで発見されたスナメリの死骸(写真:IAM)

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