新時代社がレオリアンの公共バス事業を継承

マカオ政府交通事務局は6月9日、昨年10月に公共バス運営会社の維澳蓮運(以下、レオリアン社)が破産したことに伴い政府管理下で事業継続している同社の公共バスサービスについて、澳門新時代公共汽車股份有限公司(以下、新時代社)を受け皿企業に決定し、7月1日から事業を継承することを発表。

政府の発表によると、新時代社側と直接交渉で事業継承先に選定したという。公共入札を行わなかった理由として、レオリアン社の債権申告時期が今年(2014年3月)になり、裁判所による同社の政府管理下による事業継続期限が6月30日に迫っていたことから、時間的制約によるものとしている。また、新時代社はマカオにおける陸上輸送事業経験を持ち、レオリアン社の保有していた車輌及び設備の継承、従業員の給与及び福利厚生についても不変とする原則を確認したという。

現時点で新時代社の詳細については明らかになっていないが、公共バス事業を展開する澳巴(TCM)及びその関係者が株主に名を連ねるものとみられる。

レオリアン社の路線バス(資料)—本紙撮影

レオリアン社の路線バス(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は2月17日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ショッピングモール内で拾…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は2月17日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持す…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は2月17日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(10…
  4.  マカオ政府統計・センサス局は2月17日、昨年通期(2024年1〜12月)及び第4四半期(10〜1…
  5.  香港では、「スペースオイル(太空油)」と呼ばれる危険ドラッグが一部の若者の間で乱用されている問題…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun