マカオ政府金融管理局は8月8日、今年（2014年）第2四半期のクレジットカード統計を発表。今年6月末までにマカオの認可機構が直接または間接的に発行した個人向けクレジットカード総数は796,855枚となり、今年3月末から3.8%増加。

決済通貨別ではマカオパタカカードが前期末比4.3%増の566,883枚、香港ドルカードが1.1%増の81,173枚、人民元カードが3.4%増148,799枚。なお、前年同期比ではマカオパタカカードが13.8%、香港ドルカードが9.5%、人民元カードが22.7%のそれぞれ増。マカオパタカ／人民元のダブルカレンシーカードが22.7%の大幅増となったことによる。

2014年6月末時点でのマカオの認可機構が発行するクレジットカードの与信総額は157億パタカ（日本円換算：約2,009億円）に達し、前期末比7.3%の増。カード債券総額は19億パタカ（約243億円）あり、このうち支払い先送り分が未収債券の28.8％にあたる5億5千万パタカ（約70億円）。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は若干上昇の0.87％。

また、2014年第2季のマカオにおけるクレジットカード決済総額は39億パタカ（約499億円）で前期比1.5%増となり、そのうちキャッシングが2億パタカ（約26億円）を占めた。

中国本土で広く普及する銀聯（右下）と二大国際ブランドのカード（資料）—本紙撮影