マカオの新規ホテル建設46軒、提供客室数25,600室—14年第2季

マカオ政府土地工務運輸局は8月17日、今年(2014年)第2季に建設中のホテルプロジェクトが18、認可待ちのプロジェクトが28あり、これら46軒の合計提供客室数が25,600室分に上るとの最新統計を発表した。

2014年第2季に着工済みのホテルは18プロジェクトあり、エリア別内訳はマカオ半島の9軒約1,000室分、コタイ地区の5軒約7,500室分、タイパの2軒約1,000室分、コロアンの1軒約200室分で、計約9,800室分。総建設面積は約188万平米。併設駐車場は約9,800台分。

認可待ちホテル28軒のエリア別内訳はマカオ半島の20軒約3,200室分、タイパ島の1軒約120室分、コタイ地区の5軒約12,000室分、コロアン島の2軒約460室分で、計約15,800室分。併設駐車場は約8,610台分。

なお、上記の数値はディベロッパーから土地工務運輸局に提出した初期計画内容によるもの。

2014年6月末時点で営業中のホテル客室数合計が約28,000室であることから、2014年第2季に建設中、認可待ちのホテル客室数25,600室を加えると現状の2倍強になる見通し。今後、供給増に伴うホテル間の顧客獲得競争が熾烈になると予想されるが、一方で珠江西岸地域における高速鉄道網の拡充、港澳珠大橋の開通、マカオ国際空港の拡張、イミグレーションの24時間化といった交通及び通関インフラの拡充に伴う旅客増も期待されている。

フィッシャーマンズ内に建設中のプラハ・ハーバービュー・ホテル(資料)―本紙撮影

フィッシャーマンズ内に建設中のプラハ・ハーバービュー・ホテル(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は9月9日、同局の本部について、同月から段階的にタイパ島北安地区の新本部ビルへ移…
  2.  マカオ招商投資促進局(IPIM)は9月8日、同局と国際熱帯木材機関(ITTO)の主催による「グロ…
  3.  マカオ司法警察局は9月7日、非マカオ籍の男性ギャンブラーへ賭博用途のカネを高利で貸し付けた上、返…
  4.  マカオでは、台風11号(国際名「ヤギ」)の接近による影響で、9月5日午後10時から6日午後2時ま…
  5.  マカオでは、9月5日から6日かけて超大型の台風11号(国際名「ヤギ」)が接近し、激しい風雨に見舞…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun