7月CPI、対前年5.92%上昇

マカオ政府統計調査局は8月20日、今年(2014年)7月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は131.20となり、対前年5.92%の上昇。住宅費と外食費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の11.45%、食品及び非アルコール飲料の6.10%、レジャー・文化の4.84%増で、主に住宅費、外食費、LPG、生鮮食価格、外食、レジャー及びスポーツサービス価格の上昇に伴うもの。一方、衣料・履物価格指数は0.52%下落。

今年7月のCPIは前月との比較で0.37%上昇。団体旅行費及び住宅費の上昇により、レジャー・文化、住宅及び燃料価格指数がそれぞれ2.39%、0.74%上昇。このほか、外食費、生鮮豚肉、ニワトリ、野菜価格の上昇に伴い、食品及び非アルコール飲料価格指数が0.34%上昇。なお、フルーツ、鮮魚及び海産物価格は下落した分が上昇幅の一部を相殺している。一方、夏物衣料のセールが実施されたことから、衣料・履物価格指数は1.96%下落。

今年7月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.99%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料、家庭設備及び用品価格指数がそれぞれ11.62%、6.42%、6.00%の目立った上昇。一方、通信価格指数は1.21%の下落だった。

今年1〜7月のCPIはそれぞれ前年同期比6.11%の上昇。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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