マカオのカジノ従業員7千名がデモ行進—待遇改善など訴え

8月25日午後、マカオのカジノ従業員組合「澳門博彩最前線」が主催し、六大カジノ企業の従業員ら約7,000人が参加(主催者発表)した大規模デモ行進がマカオ半島中心部で実施された。デモ参加者らはカジノ企業に対して賃上げ及び待遇改善、政府に対してカジノディーラーやピットボス職への非マカオ籍労働者の登用禁止、カジノ内の全面禁煙化などを訴えた。

デモ隊は午後4時にマカオ文化センター前の広場を出発し、新口岸のカジノ集積エリアを通って、南灣湖畔の政府本部まで、約2時間かけて行進。代表者が政府に対する要望書を提出した後、午後8時まで南灣湖広場で集会を行った。この集会の中で、グランドリスボアのカジノディーラーによるストライキを8月30日から実施することが決まったという。

最近、マカオでは「澳門博彩最前線」が主催し、ディーラー職を中心としたカジノ従業員らによるデモが頻発している。一部カジノ運営企業では待遇改善策を打ち出し、政府部門も一定の理解を示すコメントを出すなどしている。

マカオ文化センター前に集合するデモ参加者ら(写真:「FMGI 澳門博彩最前線」公式Facebookページより)

マカオ文化センター前に集合するデモ参加者ら(写真:「FMGI 澳門博彩最前線」公式Facebookページより)

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