エボラ水際対策、健康調査対象国を拡大—マカオ衛生局

世界保健機関(WHO)の調査でコンゴ民主共和国西北部でエボラ出血熱が発生したことが明らかになったこととを受け、マカオ政府衛生局は8月28日から同国のパスポートを使ってマカオへ入境する旅客について、健康調査及び追跡対象に加えたことを発表した。

マカオ政府衛生局ではエボラ出血熱の水際対策として、今年(2014年)7月31日からエボラ出血熱流行地域にあたる西アフリカ諸国のパスポートを使ってマカオへ入境する旅客に対する健康調査、マカオ滞在中の追跡措置などを導入している。対象国はギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、コンゴ民主共和国の五カ国。

マカオでは水際対策に加え、隔離病棟を持つ施設の準備や患者の輸送などについても万全の態勢を整えており、先日大掛かりな模擬演習も実施している。

8月22日に実施されたエボラ出血熱対策演習の様子(写真:新聞局)

8月22日に実施されたエボラ出血熱対策演習の様子(写真:新聞局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ歴史市街地区の中心に位置する新馬路に面して建つ「新中央ホテル(Hotel Central)…
  2.  マカオでは、「外僱」と呼ばれる海外(中国本土・香港・台湾を含む)からの労働者が多く就労しており、…
  3.  近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の新口岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リ…
  4.  マカオ政府統計・センサス局は4月29日、今年(2024年)3月の商品貿易統計を公表。  今…
  5.  バレーボールの国際大会「女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024」が(2024年)5…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun