新卒入社後2年以内の転職が当たり前、フリーター志向も—マカオ

大学の夏休みシーズンが終わり、多くの大卒生の就職活動が一段落した模様だ。地元就職斡旋会社の社長によると、今年(2014年)新卒者の初任給は月額1〜1.3万パタカ(日本円換算:約13.7万〜17.8万円)と上昇傾向にあり、求職者は仕事を通じて得られる知識や将来性を重視しているという。

9月19日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。マカオの新卒者は最初に入社した企業をステップアップのための場所と捉え、1〜2年の経験を積んだ後、転職を希望するのが一般的とのこと。一方、近年ではアルバイトの数も増加しており、時給も高いことから、まだまだ少数派ではあるが、より自由度の高いフリーターを志向する動きも見られるという。しかし、やはり福利厚生面や将来性を考え、正社員を目指す動きが大半。

現状のアルバイトの時給は事務職で35〜50パタカ(約480〜680円)、レストランの給仕で50〜60パタカ(約680〜820円)、一部の屋外勤務職では100パタカ(約1,370円)を超えることもあるそうだ。

また、ITを専攻する学生が増えつつある中、IT関連企業の就職口が限られていることから、専攻を活かした仕事に就くのが難しい状況もあるという。マカオでは観光業が主要産業となっていることから、他の地域と比べて職種の選択肢が広くない。

マカオ学生の「就活」シーズンは例年5〜6月にスタートし、9月後半となった現在では大半の進路が決まっているという。

大手リゾート各社のウェブによる人材募集(各社公式ページより)

大手リゾート各社のウェブによる人材募集(各社公式ページより)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は6月13日、公共エリアにおける賭博行為でローカルの男女5人(57〜70歳)を検…
  2.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は6月13日、同局が管轄するギア灯台(東望洋燈塔)について、…
  3.  英「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」は6月12日、2024年度のTHE世界大学影…
  4.  マカオ司法警察局は6月12日、同日カジノ施設などが集積する繁華街のひとつ、マカオ半島新口岸地区に…
  5.  6月12日付のマカオ特別行政区公報(官報に相当)に2023年廉政公署(汚職捜査機関、CCAC)業…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年6月号
(vol.132)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun