マカオ税関、マカオ大学横琴校舎で不法入境者10人検挙

マカオ税関は11月3日、マカオ大学横琴キャンパスで11月2日に2件の不法入境事案が発生し、いずれもベトナム人と思われる10人を検挙したことを明らかにした。マカオ大学横琴校舎は広東省珠海市横琴新区にあるマカオのいわゆる飛び地で、中国本土からマカオへ渡る不法入境の「名所」になっている実態が近日報道され、大きな社会的関心事となっている。

11月4日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。11月2日に発生した不法入境事案は深夜3時、正午頃の2件あり、いずれも防護策に設置した警報装置が作動した。治安警察局の警察官と税関職員が現場に急行、さらに付近の捜索を行うなどしていずれもベトナム人と見られる計10人の不法入境者の検挙を行った。

マカオから川を隔てて対岸の横琴新区に位置するマカオ大学キャンパスを望む(資料)―本紙撮影

マカオから川を隔てて対岸の横琴新区に位置するマカオ大学キャンパスを望む(資料)―本紙撮影

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