ベトナム人麻薬密売犯5人逮捕、アジトは違法宿泊施設か—マカオ

マカオ治安警察局は11月3日、マカオ半島の連勝街で防犯キャンペーンを実施したところ、挙動不審の男を発見。職務質問を行った際、男が身分証の提示をできなかったことから、本人の同意を得て所持品検査をしたところ、「開心水」と呼ばれる違法薬物を所持していたことが判明した。

警察の調べによると、この男はベトナム籍で、オーバーステイだった。警察が石牆街にあるこの男の住居を捜索したところ、部屋からケタミン(K仔、向精神薬で麻薬の一種)220.39グラムとメタンフェタミン(冰毒、覚せい剤の一種)3.82グラム、末端価格にして合計約12万パタカ(日本円換算:約171万円)相当の違法薬物が見つかった。また、この部屋にベトナム籍の男3人、女1人がおり、いずれも不法入境者だったことがわかった。5人はいずれも麻薬密売、麻薬吸引、吸引器具所有の疑いで逮捕、送検済み。5人の住居は違法宿泊施設とみられる。

さらに、警察が家宅捜索をしている途中、この部屋に戻ってきた別の男がおり、マカオ身分証を提示したというが、警察官がこれを偽物であることを見破った。この男は中国・福建省出身で、不法入境者だった。

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