11月2日午後5時頃、中国本土からマカオを訪れていた23歳の男性客がマカオ半島新口岸地区にあるカジノでテーブルゲームをしていたところ、背後にいた男が突然ゲーミングテーブル上に現金を置き、3万香港ドル（日本円換算：約44万円）分のゲーミングチップに両替してくれと持ち掛けたという。

男性客はプレイに熱中しており、ゲームを中断されたくなかったことから、現金を受け取り、手元のゲーミングチップ3万香港ドル分を背後にいた男に手渡し、プレイを継続。その後、あらためて現金を数えてみると、1万2千香港ドル（約18万円）しかなく、詐欺被害に遭ったことに気づいたという。男性客がカジノ内にいた警備員を通じてマカオ司法警察局に通報。司法警察局は捜査で容疑者を割り出し、カジノ内で中国籍の男逮捕した。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ（資料）—本紙撮影