マカオ司法警察局は11月14日、マカオのカジノに勤務する香港人の女、李（リ）容疑者（22）をルームメイトの同僚がベッドの下に保管していた現金約18万香港ドル（日本円換算：約270万円）を盗んだとして、加重窃盗の疑いで逮捕
送検したと発表した。

被害に遭ったルームメイトは台湾出身の女性で、今年8月頃からベッドの下に保管していた現金が少しずつ減っているのに気づいた。最初は計算ミスかと思い見過ごしていたというが、そうではなくルームメイトの同僚の仕業ではないかと疑うようになり、今月12日、司法警察局に通報したという。

司法警察局の捜査で、ルームメイトの李が容疑者として浮上。李容疑者が香港からマカオへ戻った際、フェリーターミナルで逮捕した。警察の取り調べに対し、李容疑者は複数回にわたって金を盗んだことを自供したという。容疑者と被害者はルームメイトだが、それぞれの個室には鍵があり、容疑者は被害者の部屋の鍵を所持していたとのこと。警察による家宅捜索で、容疑者の部屋から現金15万香港ドル（約225万円）が見つかった。動機は出来心からで、盗んだ金の使い道は後日考えるつもりだっという。