マカオのMICEビジネス拡大、入場者48%増=14年1-10月累計

マカオ政府統計調査局は11月25日、今年第3四半期のコンベンション・エキジビション統計を発表。第3四半期にマカオで開催されたコンベンション・エキジビションは前年同期から14増の240件、入場者総数は16%増の72.5万人(のべ)となった。会場使用総面積は16.1万平米、平均開催期間は2.2日。

地元のMICE関連業者によると、今年(2014年)はマカオの返還15周年にあたり、関連イベントが増加傾向にあり、年末まで好調を持続できる見通しという。また、マカオで開催されるMICEイベントの質も向上しており、入場者の増につながっているとの見方を示した。11月26日地元有力紙「澳門日報」が報じた。

第3四半期に26件あったエキジビションのうち、24件の主催者に対する調査結果によると、売上は前年比81%の大幅増となる3733万パタカ(日本円換算:約5億5200万円)に達した。ブース貸出料が前年のほぼ2倍となる1896万パタカ(約2億8000万円)となったほか、政府及び関連機関からの補助金が64%増の1837万パタカ(約2億7200万円)だった。一方、原価は41%増の5522万パタカ(約8億1700万円)で、会場設営費、広告宣伝費、宿泊飲食費がそれぞれ29%、38%、35%の増となっている。

第3四半期のエキジビション出展業者数は1429社あり、出身地内訳はマカオが40%、中国本土が24%、香港が23%。関連業界関係者の入場数は3万9632人で、出身地内訳はマカオが64%、香港が20%だった。243の出展業者への調査によると、売上のうち商品販売82%、原価のうちブースレンタル料が84%を占めたという。出展者に対する満足度調査では、エキジビション主催者のアレンジと接客について、69%、67%が満足と回答。第2四半期の調査時からそれぞれ23ポイント、15ポイント上昇した。一方、広報宣伝及びソフト面については、13%、12%が回答の余地ありと回答している。

今年1-10月の累計では、コンベンション・エキジビション開催数は前年同期比9%増の743件、入場者数は48%の大幅増となる155.1万人に達した。このうち、エキジビションは57件、入場者数は146万人。
マカオ政府は、カジノ産業への高依存から脱却するため、産業の多角化を推進するとしており、MICEをその柱の1つにしたい考え。補助金制度を拡充や、MICEビジネスに携わる人材育成支援などを行っている。

現在、マカオのコタイ地区で開発が進むカジノ付きIR(統合型リゾート)施設のほとんどが大型エキジビション・コンベンション施設を併設する予定。今後、リゾート企業間で誘致合戦が本格化するとみられ、市場の活性化が期待されている。

ゲーミング(カジノ)関連の大型国際見本市が開催されるのもマカオの特徴。写真は11月18-20日に開催されたマカオゲーミングショーの開幕式(資料)=11月18日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホール—本紙撮影

ゲーミング(カジノ)関連の大型国際見本市が開催されるのもマカオの特徴。写真は11月18-20日に開催されたマカオゲーミングショーの開幕式(資料)=11月18日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホール—本紙撮影

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