習近平国家主席「マカオの発展、一国二制度実践の成果」=北京訪問中の崔世安マカオ行政長官と会談

中国中央政府首脳に対するマカオ特別行政区政府の2014年度活動報告を行うため今月(12月)24日から北京を訪問中の崔世安マカオ行政長官は26日午後5時半から、中南海瀛台涵元殿で習近平国家主席との会談に臨んだ。マカオの政府系放送局TDMが26日夜のラジオニュースで報じた。

習主席は、今年(2014年)のマカオ政府の活動について、崔世安行政長官のリーダーシップの下、経済、社会ともに安定した発展をみせ、第4代政権へのスムーズな交代を実現、返還15周年祝賀式典も成功を収めたとするなど、手腕を評価した。今月19、20日の2日間、マカオ返還15周年式典へ出席するためマカオを訪れたことについては「マカオの進化を間近に感じた。一国二制度実践による成果だ」と語った。

今後については、一国二制度とマカオ基本法の下、崔行政長官及びマカオ政府がマカオを背負って立つという自覚と危機感を持って経済、社会政策を推進するよう指示した。

崔行政長官からは、マカオ返還15周年の際に「プレゼント」として発表された、周辺水域管轄権の明確化、つがいのパンダの贈呈などを例に挙げ、中央のマカオに対する関心と支持に対する感謝を述べた。

この日の午前中、崔行政長官は李克強中国国務院総理とも会談を行った。

会談に臨む習近平国家主席(右)と崔世安マカオ行政長官(左)=12月26日、中国・北京(写真:GCS)

会談に臨む習近平国家主席(右)と崔世安マカオ行政長官(左)=12月26日、中国・北京(写真:GCS)

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