GDP成長率「5.1%」へ鈍化―2012年第3季

マカオ政府統計調査局は30日、2012年第3四半期の域内総生産(GDP)成長率について、実質年率5.1%との結果を発表。2012年第1~3季を通じてのGDP成長率は10.0%。第1季18.5%、第2季7.8%だった。

成長鈍化の理由として、カジノ関連サービスの輸出減、観光客による消費額の増加ペースの減速などを挙げている。順調な個人消費と投資が成長を下支えしている模様で、個人消費は対前年(以下同)9.1%、投資は10.3%の増。貨物の輸出入もそれぞれ28.3%、7.1%増え、旅客消費総額は2.3%、政府最終消費支出も1.2%わずかながら伸びた。しかし、カジノサービス輸出は0.1%下落。

2010年、2011年の経済成長はそれぞれ27.5%、21.9%と高水準だった。

マカオ半島中心部(写真はイメージ)―本紙撮影

マカオ半島中心部(写真はイメージ)―本紙撮影

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