中国広東省の外国人居住者数9.5万人=日本人が最多、アフリカ勢増える

中国広東省公安出入境管理局によると、広東省の経済発展に伴い、同省を訪れる外国人が右肩上がりに増えているという。今年1-10月の統計で、広東省に常住する外国人の数は9万5千人に達したことがわかった。国籍別では日本が最多で、韓国、英国、ベネズエラ、インドの上位5カ国で4万7千人を占める。また、中国全土の常住外国人のうち、49.5%が広東省に集中しているという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が12月28日付紙面で伝えた。また、統計によると、広東省に一時居住している外国人は388万人(のべ、以下同)に上るという。国籍別ではこちらも日本が最多で、マレーシア、米国、韓国、シンガポールの上位5カ国が全体の41.5%を占める161万人、アフリカ諸国が10%を占める41万人となった。

広東省に居住している外国人のうち、98%が広州、香港、マカオの三都市に囲まれた珠江デルタ地域に集中していることもわかった。珠江デルタ地域には外資系企業が多く進出していることから、居住者の多くがその従業員及び家族とのこと。また、広東省を仕入れの拠点にしたアフリカへ商品輸出ビジネスが高利益をもたらしているとされ、一攫千金を夢見てアフリカ諸国から広東省を目指す商人が増加傾向にあるという。

年に2回開催される中国最大規模のトレードショー「広州交易会」や、広州モーターショーなどの会場となる中国進出口商品交易会琶洲展館(資料)=中国・広州—本紙撮影

年に2回開催される中国最大規模のトレードショー「広州交易会」や、広州モーターショーなどの会場となる中国進出口商品交易会琶洲展館(資料)=中国・広州—本紙撮影

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