機内Wi-Fiサービス提供フライト、全世界の24%に=香港航空会社も参入

スマートフォンの普及などにより、フライト中もインターネット接続をしたいと考える人が増える中、機内Wi-Fiサービスの提供が航空会社にとって新たなセールスポイントとなっているようだ。

香港の日刊紙「アップルデイリー」が1月31日付電子版で報じた。米国の航空券販売サイトRoutehappyが前日発表した機内Wi-Fi満足度調査によると、全世界の24%にあたるフライト(マイル数ベース)で機内Wi-Fiサービスが提供されているとのこと。このうち、ユナイテッド航空をはじめとする米国の航空会社が特に積極的に投資を展開しており、サービス提供フライトは2013年比で2倍となる66%に達したという。調査対象となった米国の航空会社7社のうち、ヴァージン・アメリカ航空では提供率がほぼ100%だった。

良好な機内Wi-Fiサービスを展開するとの評価を受けた航空会社の機内Wi-Fiカバー率は、トルコ航空が13%、タイ国際航空が17%、カタール航空が19%、日本航空が22%、エミレーツ航空が28%、ルフトハンザドイツ航空が44%、シンガポール航空が50%、スカンジナビア航空が82%、アイスランド航空が87%となっている。

香港ベースの航空会社では、香港航空が香港と英国ロンドンを結ぶ路線のA330-200型機で無料の機内Wi-Fiサービスを展開。また、香港ドラゴン航空でも新たに導入するA320型機でサービスを導入するとしており、今年中に4機で先行スタートする予定とのこと。なお、最大手のキャセイパシフィック航空、LCCの香港エクスプレス航空では、現時点では導入予定はないという。

ユナイテッド航空の機内(ユナイテッド・エコノミープラス席)イメージ(写真:United Continental Holdings, Inc.)

ユナイテッド航空の機内(ユナイテッド・エコノミープラス席)イメージ(写真:United Continental Holdings, Inc.)

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