台湾・復興航空の事故機、新造後すぐ技術トラブル=仏から輸送途中にマカオでエンジン交換

2月4日午前に台湾・台北の松山空港を離陸後間もなく墜落した復興航空(トランスアジア航空)のATR72型機について、昨年(2014年)4月にフランスの工場で新造後、台湾へ輸送する途中にマカオ国際空港で第1エンジンを交換していたとする報道に対し、マカオ民航局が見解を明らかにした。

マカオの政府系放送局TDMがマカオ民航局への取材で判明した事実として同日夜のラジオニュースで報じた内容によると、同機は引き渡しのためフランスから台湾への輸送途中に機材トラブルが発生したことから、修理のためマカオ国際空港に予定外の着陸をしたという。その際、復興航空側が台湾からメンテナンス要員をマカオへ派遣して対応にあたり、マカオ企業による修理作業へのサポートは一切なかったとしている。

その後、マカオ民航局が2月4日深夜に発表した資料によると、同機のマカオ国際空港への着陸日は2014年4月19日、修理を終えて離陸したのは同月21日とのこと。修理内容はエンジンの交換だった。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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