中国・広東省住民の個人貯蓄額100兆円規模に、全国の1割占める=金融商品にも高い関心

中国南部に位置する広東省では収入増を背景に貯蓄や金融商品に対する意識が高まっているという。昨年(2014年)の広東省住民の個人貯蓄額は前年比5.1%増の5.3兆人民元(日本円換算:約103兆円)となり、全国の10.9%を占めた。また、個人向け金融商品の購買額は8000億人民元(約16兆円)近くに達し、特に生命保険購買額は24.3%増の1500億人民元(約3兆円)超となった。

マカオの日刊紙「澳門日報」が3月15日付紙面で報じた。広東省では昨年も住民の収入増が続き、都市部住民が8.8%増、農村部住民が10.6%増となり、いずれも省のGDP(域内総生産)成長率7.8%を上回った。

広東省の面積は17万9800平方キロメートルで、中国の省では15番目の広さ、日本のおよそ半分にあたる。人口は約1億人で、中国全省一。珠海市とマカオ、シンセン市と香港はそれぞれ陸続きで接している。

広東省深圳市の繁華街のイメージ(資料写真)=2013年—本紙撮影

広東省深圳市の繁華街のイメージ(資料写真)=2013年—本紙撮影

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