マカオカジノ最大手SJM、VIPと平場のテーブル配分7:3から6:4に=市場の変化に対応

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年2月まで9ヶ月連続で前年割れとなっている中、マカオ政府は月次カジノ売上目標を昨年の300億パタカ(日本円換算:約4503億円)から年初に275億パタカ(約4128億円)へ引き下げていたが、さらに200億パタカ(約3002億円)まで下方修正する見通しだ。

マカオのカジノ売上は大半をVIPカジノに依存している。中国本土に置ける反汚職キャンペーンやマカオ当局による規制強化などの影響で、VIPカジノの主要顧客となる中国本土富裕層のマカオ渡航意欲が減退しているとされ、カジノ売上減の主要因と指摘されている。一方、平場にあたるマスゲーミング部門については比較的堅調だ。

マカオでカジノ経営ライセンスを持つ6社の中で最大手にあたるSJMホールディングスのアンブロース・ソーCEOは3月30日、マカオ政府によるカジノ売上の下方修正について「かなり保守的な見通しだが、政府が慎重な財政運営をするのは好ましいことだ」との見方を示した。また、同社では昨年下半期以降、VIPカジノ部門の業績低迷に対応し、VIPルームとマスゲーミングフロアの間でカジノテーブル配分の調整を実施し、従来の「7:3」から現在は「6:4」になっているという。今後、市場の動向を見ながら、随時テーブル配分を調整するという。

昨年(2014年)SJMホールディングスの税引後純利益は約70億香港ドル(約1082億円)で、前年比8.1%減となっている。

SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEO(資料)=2014年8月—本紙撮影

SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEO(資料)=2014年8月—本紙撮影

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