マカオカジノホテルで開催予定の高級宝飾品展中止=主催者「中国本土の反汚職キャンペーン影響」

今年(2015年)5月2日、3日にマカオの有名カジノホテルで開催を予定していた高級腕時計、ジュエリー、古銭がテーマの展示即売会が急きょ中止になったことが明らかになった。開催予定日は中国本土の労働節連休にあたり、例年マカオのカジノ売上も底上げが見込める書き入れ時として知られる。

4月9日、「ヨーロッパ・アジアン・ウォッチ・トレード・ショー2015」公式ウェブサイト上にプロジェクト責任者名で告知が掲載された。文面では、イベント中止理由について「中国本土における反汚職キャンペーンが続いていることから、中国本土の公務員によるカジノ入場制限が見込まれる」と説明している。

香港・マカオメディアが同日午後、このニュースを一斉に報じた。中国本土の反汚職キャンペーンの影響を受け、マカオのカジノ売上や香港・マカオにおける高級宝飾品の売上が下落していることはすでに既成事実として知られているものの、これほど直接的な表現で中止理由を告知するのは極めて異例の対応といえる。4月10日午前9時(現地)時点でも、イベント公式ウェブサイトでは告知文が引き続き掲載されている。

香港の日刊紙「アップルデイリー」が4月9日午後の電子版で報じた同イベントプロジェクト責任者への取材内容によると、この会社が最近マカオで開催した高級宝飾品のプライベート展示即売会の入場者が以前と比較して6割減だったという。また、今年の旧正月連休以降、マカオを訪れる中国本土富裕層の激減が目立つようになり、カジノVIPルームは閑古鳥が鳴いている状態とのこと。今後、状況が好転した時点であらためてイベントの開催を計画するが、現時点では具体的なメドは立っていないという。

労働節連休中にマカオで開催を予定していた高級宝飾品展イベントの中止告知(写真:「The Europe Asian Watch Trade Show 2015」公式ウェブサイトより)※画像の一部を加工

労働節連休中にマカオで開催を予定していた高級宝飾品展イベントの中止告知(写真:「The Europe Asian Watch Trade Show 2015」公式ウェブサイトより)※画像の一部を加工

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