モンハ地区を文化芸術村に、南欧建築建ち並ぶ町並み活用=マカオ政府が計画

マカオ半島北部の旧市街地にあたるモンハ(望廈)地区のフランシスコ・ザビエル・ペレイラ通り(俾利喇街)とコロネル・メスキータ通り(美副將大馬路)の交差点付近にはペパーミントグリーンの外壁が印象的な南欧風のヴィラ建築が残っているが、長年にわたって放置されたままの状態が続いていた。

マカオの政府系放送局TDMが10月5日夜のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ政府社会文化庁のアレクシス・タム(譚俊榮)長官は同日、モンハ地区の「グリーン・ヴィラ」と呼ばれる建物を視察に訪れた際、一帯の南欧建築を記念館や博物館として再オープンさせることで文化芸術村として再整備する計画があることを明かした。「グリーン・ヴィラ」は保存状態も良いとのこと。観光地としての魅力を高め、より多くの旅客を吸引することで、旧市街地の活性化を進めたい考え。

なお、計画の詳細については年末にも政府トップの行政長官から発表される見通しという。

モンハ地区にある南欧建築「グリーン・ヴィラ」(資料)—本紙撮影

モンハ地区にある南欧建築「グリーン・ヴィラ」(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun