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マカオ、カジノディーラーと客に扮した仲間が組み不正行為繰り返す…両替時と配当払い出す際にチップ盛る手口

社会・政治2019/12/14 09:51

 マカオ司法警察局は12月13日、不正行為によりカジノ運営企業をに損失を与えたとして、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設に勤務するマカオ人のカジノディーラー職の女(38)とその仲間で中国本土出身の男(39)の2人を業務上横領容疑で逮捕したと発表。

 警察発表によれば、12月11日午前7時頃、カジノ運営会社の監視部門から「録画映像をチェックしていたところ、あるディーラーが同日午前4時から午前6時の間に担当していたバカラテーブルにおいて、客に対して両替時や配当を払い出す際に、本来よりも多くのチップを渡す不正行為が6回確認されたため、警備スタッフを現場へ向かわせ、2人を取り押さえた」との通報があり、警察官が現場に急行して2人の身柄の引渡しを受けたという。

 警察の調べに対し、ディーラー職の女はこの客に扮した男と友人関係にあることを認めた上、中国本土での投資で多額の借金を背負い、その債権者の1人がこの男だったといい、借金返済のめどが立たない中、男からそそのかされて犯行に及んだと供述したとのこと。2人は11月から同様の手口で10日間以上にわたって犯行を繰り返し、60万香港ドル(日本円換算:約841万円)近くを騙し取ることに成功。犯罪で得た所得は山分けし、ディーラー職の女は約30万香港ドル(約421万円)を手にしたという。一方、男は詳しい供述を拒否しているとのこと。警察では、2人を業務上横領罪で送検する方針。

 マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくチップを使用する。チップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約140万円)以上の高額チップも存在する。

 チップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

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