マカオLRTタイパ線の開業3日目までの累計乗客数6万8800人…事前見通し上回るペース

マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関(鉄道)として、マカオLRT(Light Rapid Transit)が12月10日に営業運転を開始した。

運営会社のマカオLRT社は12月13日、開業3日目までの乗客数が6万8800人(延べ、以下同)だったと公表。初日は午後3時33分の開業だったこともあり1万5600人にとどまったが、2日目は2万6400人、3日目は2万6800人に上った。

マカオ政府運輸・公共事業庁のライムンド・アライス・ド・ロザリオ長官は10日午前の開業式典後に囲み取材に応じた際、1日平均乗客数見通しを約2万人としており、これまでのところ予想をやや上回るペースで進捗していることになる。

マカオLRTタイパ線に導入された日本製車両の車内の様子=2019年12月10日本紙撮影

タイパ線はマカオLRT第1期プロジェクトの一部。今回開業したのはタイパフェリーターミナル駅と海洋駅の間の9.3キロ、11駅。沿線には香港や広東省主要都市との間を結ぶ高速船が発着するタイパフェリーターミナル、年間旅客数約950万人のマカオ国際空港、広東省珠海市の横琴新区との陸路のボーダーにあたるコタイ・イミグレーションといった陸海空の玄関口のほか、大型カジノIR(統合型リゾート)が密集するコタイ地区、著名観光地のタイパヴィレッジ、高層マンションが建ち並ぶ新興住宅街が存在。通勤、通学、観光の足として、定時到達性の高い鉄道の開通による利便性向上に大きな期待が寄せられている。

マカオLRTは三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング社の全自動無人運転車両システム(Automated Guideway Transit=AGT)を採用。同社がAGTシステムとして、東京の「ゆりかもめ」と同タイプのクリスタルムーバー型AGT車両(110両)、信号・列車制御設備、供電設備、通信システム、軌道、メンテナンス設備、ホームドア、料金機械を手掛けた。また、開業後5年間にわたる車両のオーバーホールメンテナンスも担当し、マカオLRTの安定運行をサポートすることになっている。AGTシステムは、電力駆動により完全自動走行する新交通システムで、ゴムタイヤ方式を採用しているため走行が滑らかかつ低騒音であるのが特徴。

マカオLRTタイパ線の起点となるタイパフェリーターミナル駅に停車中の列車=2019年12月10日本紙撮影

【写真特集】マカオLRTタイパ線の車両、駅施設、路線図など

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