マカオ、カジノ入口ゲートに体温検査器設置進む…「武漢原因不明肺炎」防疫対策の一環

 近日、中国湖北省武漢市の海鮮市場関係者を中心に原因不明のウイルス性肺炎の発症が相次いでいることを受け、マカオ政府は1月5日に警戒レベルを引き上げ、防疫対策の強化に取り組んでいる。

 マカオのギャンブル行政を管轄する博彩監察協調局(DICJ)でも、1月2日にカジノ運営6陣営の代表者を招集した対策会議を開き、政府が策定した各種防疫計画への協力に応じるよう要請を行った。

 DICJが1月6日に発表した内容によれば、2日の会議後、カジノ運営各社は要請に即応し、すでにカジノ入口ゲートへの体温検査器の設置を進めているとのこと。短期間に大量の設備を購入、設置する必要があることから、DICJ及び衛生局が連携して機器選定やロジスティック等でカジノ運営企業をサポートしているという。

 DICJでは、カジノが安全な環境の中で運営されることを非常に重視しており、旅客や従業員に対する健康リスクを低減させるべく、有効な措置を講じていくとした。

カジノ入口ゲートに設置された体温検査器(写真:DICJ)

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