關閘・拱北ルート通関時間延長—清明節3日間実施

マカオ特別行政区報道官が3日夜、中国本土の清明節休暇時期、4月4、5、6日の3日間、臨時措置としてマカオの關閘と珠海の拱北の両出入境ゲートの通関時間を朝、夜1時間ずつ延長することを発表。

通関時間の延長についてはマカオの各界からの要望も多く、近年マカオの崔世安行政長官が中央政府及び関連部門を幾度となく訪れて要請を行い、折衝を進めてきた経緯がある。今回、4月3日午後に国家承認が得られ、翌4日から3日間の臨時措置として実施することが急きょ決まったかたち。

關閘・拱北ルートの通常の通関時間は朝7時から夜24時だが、今回の臨時措置では2013年4月4、5、6日に限り、朝6時から深夜1時となり、2時間の延長となる。

マカオ政府交通事務局では、通関時間延長の実施期間中、關閘とマカオ市内各地を結ぶ路線バスの運行時間延長を行うとしている。

マカオでは引き続き珠海との陸路の玄関口となる關閘・拱北、コタイ・横琴ルートにて通関の24時間化を求める声が多い。今回の通関時間延長は臨時措置だが、突破口を開いたことで大きな第一歩といえる。

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

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