マカオで毎年恒例の「クールビズ」スタート…エアコン設定温度は「25度以上」に

 このところマカオでは最高気温30℃以上という日が続いており、すでにセミの鳴き声が聞こえるなど、日本よりも一足早く本格的な夏を迎えている。

 マカオ政府エネルギー発展弁公室は6月16日、同日から8月31日までの間、毎年恒例となるクールビズで省エネを目指す「便服夏,齊節能(意訳:夏は軽装で省エネしよう)」キャンペーンを実施すると発表。

 期間中、公務において制服着用義務のない公務員が軽装で出勤することを奨励するとともに、役所や公共施設のエアコンの設定温度を「25度以上」に設定し、省エネに貢献する。同局では、公務員だけでなく、一般企業や団体にもクールビズを採用するよう呼びかけており、官民一体となった省エネムードを盛り上げに期待するとしている。

 例年、クールビズの開始と同時に開催される「省エネウィーク」、新型コロナの影響で規模を縮小しての中止となったが、開始前夜に周知活動の一環として行われる「アースアワー」については予定通り実施され、15日午後8時半から1時間にわたり、各大型統合型リゾート(IR)やマカオタワーをはじめとした賛同企業のエクステリア、電飾看板、デジタルサイネージやマカオ半島とタイパ島を結ぶ橋の景観照明が消灯された。

マカオ半島中心部の「アースアワー」消灯前後の比較(写真:GCS)

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