マカオ、2021年第1四半期のMICEイベント参加・入場人数が前年同期から7割超の増加

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い、マカオのMICE(会議・研修、インセンティブ活動、国際・学術会議、エキジビション)業界にも影響が生じている。

 マカオ政府統計調査局発出資料によれば、昨年(2021年)通期のマカオにおけるMICEイベント開催件数は前年から1174件減(76.4%減)の362件、参加・入場人数は54.6%減の91.4万人にとどまった。

 マカオでは比較的早期に新型コロナの封じ込めに成功し、昨年第3四半期から中国本土との往来制限が段階的に緩和された。政府による後押しなどもあり、徐々にイベントの開催が再開されるようになってきた状況。

 6月15日、マカオ政府MICE産業発展委員会の2021年第1回通常全体会議が開催され、マカオ政府貿易投資促進局(IPIM)の劉偉明主席から今年第1四半期のマカオにおけるMICEイベント開催状況が報告された。同氏によれば、開催件数は68件、参加・入場人数は前年同時期から71.7%増だったとのこと。また、経済財政庁の李偉農長官は、マカオのMICE業界について、今後より速いスピードで回復が進むとの見通しを示した。

マカオ政府MICE産業発展委員会2021年第1回通常全体会議の様子=2021年6月15日(写真:IPIM)

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