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中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が2日連続減も5日連続2万人上回る状況…広東省では依然9千人超=11/19

珠江デルタ2022/11/20 10:15

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が11月20日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月19日の中国本土における新規市中感染確認者数は2204人(前日から149人増)だったとのこと。内訳は広東省1157人、河南省192人、重慶市183人、四川省156人、内モンゴル自治区99人、山西省81人、北京市69人、雲南省50人、江蘇省38人、陝西省33人、山東省20人、新疆ウイグル自治区20人、遼寧省17人、黒竜江省16人、浙江省16人、福建省11人、貴州省11人、湖北省8人、湖南省8人、河北省5人、上海市4人、天津市3人、海南省3人、チベット自治区2人、青海省2人。このうち広東省の876人、重慶市の27人、四川省の14人、陝西省の12人、山西省の10人、浙江省の9人、北京市の7人、黒竜江省の4人、湖南省の4人、内モンゴル自治区の3人、河南省の2人、雲南省の2人、新疆ウイグル自治区の2人、遼寧省の1人、福建省の1人、山東省の1人、海南省の1人、青海省の1人の計977人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は2万2011人(前日から197人減)。内訳は広東省8381人、重慶市4527人、河南省1026人、新疆ウイグル自治区914人、内モンゴル自治区864人、甘粛省817人、陝西省750人、山西省657人、北京市552人、河北省520人、青海省496人、四川省470人、山東省341人、黒竜江省285人、湖北省241人、吉林省184人、江蘇省147人、広西チワン族自治区140人、湖南省123人、天津市122人、雲南省109人、寧夏回族自治区56人、貴州省55人、遼寧省53人、浙江省43人、安徽省42人、上海市35人、福建省31人、江西省14人、チベット自治区9人、海南省4人、新疆生産建設兵団3人。

 無症状を含む新規感染者数は2万4215人で、2日連続減。ただし、9日連続5桁(1万人超え)となり、5日連続で2万人を上回った。上海市での大規模なロックダウンをはじめ、各地で目立った再流行が出現していた時期と同水準。

 11月19日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は2万0829人(うち輸入性が627人)で、重症者は95人(輸入性ゼロ)。無症状の患者18万9669人(輸入性988人)が医学観察下にあるとのこと。

 11月19日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(9538人)、重慶市(4710人)、河南省(1218人)の3省区が4桁に上ったほか、新疆ウイグル自治区(934人)、内モンゴル自治区(963人)、甘粛省(817人)、陝西省(783人)、山西省(738人)、四川省(626人)、北京市(621人)、河北省(525人)、青海省(498人)、山東省(280人)、江蘇省(361人)、黒竜江省(301人)、湖北省(249人)、吉林省(184人)、雲南省(159人)、広西チワン族自治区(140人)、湖南省(131人)、天津市(125人)の18省市区が3桁に。依然として多くの省市区で患者が出現する状況が続く。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月初旬以降は連日複数の感染例が出現。10月下旬から急増し、流行開始以来最悪の状況を迎えている。19日の新規感染者数は前日から99人減の9538人で、2日連続1万人以下に。このうち約98%が広州市からの報告例。同市の流行はオミクロンBA.5.2によるものとされる。市内では海珠区に報告例が集中。市衛生当局は19日午後の会見で、同区の流行は依然として深刻で、高止まりの状況にあり、伝播チェーンが寸断されていない中、周辺への流出リスクも存在するなどとし、同区の大半で実施中の準ロックダウンに相当する厳格な防疫措置を22日まで再延長(5回目)することを明らかにした。また、白雲区、黄埔区、増城区など6つの区では基本的に伝播チェーンが寸断されたとし、段階的に正常化を進める方針を示したものの、散発リスクはあるとした。長期にわたって市内の広い範囲で厳格な防疫対策が講じられている状況は続いており、市民の生活にも影響が及んでいる。省内その他はマカオに隣接する珠海市、肇慶市、仏山市などからの報告例。

 このほか、近日は重慶市で連日約5千人、オミクロンBF.7が流行しているとされる北京市では10日連続3桁となり、社会面から発見に至ったケースは前日から大幅増の約120人に上った。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港では昨年末から流行第5波が続いており、直近の単日新規感染者数は5千人前後で推移。9月26日からは入境時の義務的隔離検疫も不要となり、事実上ウィズコロナに転換したといえる。マカオについては長期にわたって市中感染確認数ゼロの落ち着いた状態を維持。こちらは中国本土に倣ってゼロコロナ政策を堅持する方針を示している。ただし、マカオ市中では14日に2人、16日に1人、18日に1人の陽性者(輸入性及び輸入関連性)が相次いで出現し、このうち2人が広東省珠海市からの輸入性。さらに、珠海市での検査で発見に至った陽性者の中にマカオ訪問歴があったケースも複数出てきている。当局は感染経路が明瞭であることなどから市中伝播リスクは低いとの見方を示しているが、珠海市からの入境にあたって制限を強化する動きもある。また、19日朝には江蘇省蘇州市から珠海市を経てマカオ入りした観光客の女性1人の陽性が明らかとなり、宿泊先のホテルが封鎖に。過去数日にわたってマカオ各地を訪れていたといい、患者の立ち寄り先周辺の複数エリアを対象に5日間で4回のPCR検査を求める通知が出された。

中国広東省広州市内にある高層ビル(資料)—本紙撮影

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