港珠澳大橋マカオ側イミグレで大量の中古スマホの無申告持ち込み企図した香港人旅客摘発…電動車椅子に隠す

澳門海關(マカオ税関)は8月18日、同月16日午後、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で大量の中古スマートフォンや電子チップの持ち込みを企図した香港人の男性旅客(31)を摘発したと発表。

税関によれば、事前に香港税関当局から電動車椅子の中に電子部品を隠してマカオに向かった疑わしい男性旅客がいるとの情報提供があったという。その後、マカオ側イミグレーションで当該男性旅客に対する調査を行ったところ、電動車椅子の内部から同一ブランドのスマートフォン208台、各種メーカーの電子チップ95点を発見。男性は輸入に必要な申告書類を提示できなかったため、対外貿易法違反で起訴するに至ったとした。

税関では、このところ大量の中古スマートフォンの無申告持ち込み事案が複数確認されていることから、高い関心を抱いているとし、近隣地域の税関当局と連携を取り合い、今後も継続して取り締まりを強化して臨むとした。また、マカオを往来する旅客に対し、管制下にある物品を携行してマカオへ入境する際、「申告物あり」の赤色レーンを通過し、税関に対して必要な申告を行うようあらためて呼びかけた。

マカオ税関による調査の様子(写真:澳門海關)

マカオ税関による調査の様子(写真:澳門海關)

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