香港、3/1の新型コロナ新規感染確認数14人…市中感染11人中感染経路不明は5人、約13.5万人がワクチン接種予約

(2021/03/01 18:00 配信)

珠江デルタ

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、3月1日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から8人減の14人だった。10人台となるのは4日ぶりのこと。内訳については、市中感染が6人減の11人、輸入性が2人減の3人。市中感染のうち感染経路不明は1人増の5人で、2日連続で1桁台となった。

 過去14日間累計では、新規感染確認が226人で、その8割超を占める市中感染189人のうち感染経路不明は66人とのこと。

 最近の感染確認者数は増減を繰り返しながらも第4波下では低位にあるが、依然として市内各所で集団感染(クラスター)の発生や感染連鎖が続いている状況。感染経路不明も毎日のように一定数が確認されていることから、市中に存在する無症状感染者が日常生活を送る中で感染を拡大させている可能性も指摘されている。香港は人口密度が高く、交通機関も発達しており、エリアを跨ぐ人の移動が多い土地柄。

 近日、尖沙咀にある大型ショッピングモール「K11 MUSEA」内の中国料理レストラン「名潮食館」でのランチをきっかけにした大規模クラスターが発生。当該レストランが14日間休業したほか、モール全体も7日間(当初2日間から延長)の全館クローズ、さらにはモールで働く全スタッフのウイルス検査の実施を余儀なくされた。香港政府食品衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は3月1日、(ソーシャルディスタンス措置が2月18日から一部緩和されたことを受けて)近日多くの人が外食に出かけているとし、名潮食館でのクラスター事例を挙げ、市民に対して不要不急の外食を避けるとともに、誰かと一緒に食事をする際は少人数にするよう求めた。

 香港では、新型コロナワクチンの第一便として中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の100万回分が2月19日に到着済み。まずは高リスク群を優先接種対象とし、23日から接種予約の受け付け、26日から接種がスタート。中国の復星医薬が代理となるドイツ・ビオンテック製のmRNAワクチン「Comirnaty」の第一便として58万5000回分も27日午前に香港へ到着しており、3月1日から予約受付を受け付けている。公務員事務局の聶徳権(パトリック・ニップ)局長は1日、同日午後2時までにワクチンの接種予約を済ませた人の数は約13万5000人だったことを明らかにした。

 ここまでの香港における累計感染確認数は1万1020人、退院者数は1万0536人、死者数は200人。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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