マカオ、カジノディーラーが勤務中にチップ着服…約2千万円分、靴の中などに隠す手口で複数回

(2021/07/17 13:30 配信)

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 マカオ司法警察局は7月16日、コタイ地区にあるIR(統合型リゾート)のカジノ施設に勤務するマカオ人のカジノディーラー職の女(48)について、勤務中にゲーミング(カジノ)チップを着服したとして業務上横領罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、同月12日午後5時頃、カジノ施設のサーベイランス部門から「ディーラー職の女1人バカラのゲーミングテーブルのシフトに入っている際にチップを盗んだ疑いがあるり、調査のため警察官の派遣を要請する」との通報が寄せられたとのこと。これを受け、このディーラーの女がシフトを終えた翌13日午前7時、警察官が調査のため身柄を拘束したという。

 女は警察の調べに対し、今年4月からチップの着服を続けていたことを認めた上、着服したのはいつもゲーミングテーブル上にあった額面1万香港ドルのチップで、隙を伺って掌の中に隠した後、一旦地面に落としてから靴の中などに隠して持ち出す手口を繰り返していたなどと供述。これまでに143万香港ドル(日本円換算:約2026万円)分のチップを着服し、うち70万香港ドル(約992万円)については借金の返済、残る73万香港ドル(約1034万円)は自身のバイクのヘルメット入れに隠していたとのこと。その後、警察官が女のバイクのヘルメット入れを確認した結果、供述通り73万香港ドル分のチップが入っており、回収に成功したという。

 警察が監視カメラ映像を分析したところ、今年6月以降だけで24回にわたって犯行を繰り返し、毎度1万香港ドル分のチップを複数枚、計62万香港ドル(約879万円)分のチップを着服していたのが確認できたとのこと。警察では、目下、カネの行方を追うとともに、高利貸しが絡む別件での捜査も進めていくとした。

 被疑者は2016年5月にディーラー職として事件のあったカジノの運営会社に入社していたという。

 マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくチップを使用する。チップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約142万円)以上の高額チップも存在する。

 チップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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