7月の訪マカオ旅客数、対前年4.4%増の約292万人…1〜7月累計5.3%増=宿泊伴う旅客の増続く

マカオ政府統計調査局は8月24日、今年(2017年)7月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から4.4%、前月から22.7%のそれぞれ増となる延べ(以下同)291万7953人だった。

今年7月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から10.6%増の160万9426人、日帰り旅客が2.3%減の130万8527人。旅客の平均滞在時間は1.2日、日帰り旅客に限ると0.2日、宿泊を伴う旅客は2.1日で、いずれも前年同月から横ばいだった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は7月まで24ヶ月連続で対前年増を記録。昨年6月から今年7月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。

今年7月の訪マカオ旅客のうち、出身地別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から9.6%増の201万6066人。このうち個人旅客に限ると12.8%増の99万1560人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は69.1%。

その他の主要居住地では、人数が多い順に香港が9.6%減の55万9421人、台湾が0.3%減の10万2990人、韓国が42.6%増の7万4129人、フィリピンが10.1%増の2万3993人、日本が3.0%増の2万1332人。

1〜7月累計の訪マカオ旅客数は1848万2256人で、前年の同じ時期から5.3%増。このうち中国本土旅客は6.6%増の1234万9162人で、全体の66.8%を占めた。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが8月1日に公表した資料によれば、今年7月の月次カジノ売上は前年同月から29.2%増の229.64億パタカ(日本円換算:約3110億円)、1〜7月累計では18.9%増の1493.40億パタカ(約2兆0226億円)となり、旅客数の増を大幅に上回って推移している。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…
  2.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社は4月22日、マカオ特別行政区の成立25周…
  3.  マカオ政府統計センサス局(DSEC)は4月22日、今年(2024年)3月及び1〜3月累計の訪マカ…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオ治安警察局は4月21日、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ域内の各所でキッ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun