香港キャセイ航空キャビンクルーが本社を包囲=待遇悪化に抗議、夏休み時期に大型スト計画

香港の大手航空会社キャセイパシフィック航空のキャビンアテンダント組合は5月21日、給与及び手当の削減などを不服とし、クルーおよそ200人が香港国際空港近くにある本社ビルを包囲する抗議活動を行った。クルーらは事前に40時間に及ぶ空港内で座り込みを続けていた。

同日の香港メディアの報道を総合すると、組合は会社側に対して公開対話を求めており、回答を得られない場合は行動レベルを引き上げるとし、夏休みの繁忙期にあたる8月18日から同月末まで約6400人の組合員によるストライキを実施する可能性にも言及しているという。

会社側は組合との会談を随時行う姿勢を表明し、早期の解決を希望するとしたが、同日アイヴァン・チュ最高経営責任者は不在と説明したとのこと。香港政府では、市民及び旅行者に影響が及ばないよう、落ち着いて対応するよう労使双方に呼びかけているという。

香港国際空港に駐機中のキャセイパシフィック航空機(資料)—本紙撮影

香港国際空港に駐機中のキャセイパシフィック航空機(資料)—本紙撮影

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