マカオ、白タク検挙数倍増=1〜8月累計、旅行社を偽装するなど手口も悪質

近年、マカオでは乗車拒否やぼったくりといった悪質タクシーが社会問題化しているが、自家用車等を使って違法営業を行う「白タク」の存在も確認されており、警察が取り締まりを強化して対応にあたっている。

マカオ治安警察局が9月18日に発表したプレスリリースによると、今年(2015年)1〜8月の警察による白タク検挙数は累計260件に上り、前年同期の125件から2倍以上となった。

また、一部の白タクは旅行社に上納金を支払うことで自家用車ボディへの社名掲出や運転手に社員証を持たせるなどの便宜を得て正規の営業車輌に偽装する悪質なケースもあったという。

治安警察局では、悪質タクシーや白タクの存在は市民の利益及び観光都市としてのマカオの印象を著しく毀損する許し難いものとし、違反行為の根絶に向けて取り締まりを継続実施していくとしている。

マカオ治安警察局による白タク取り締まりの様子(資料)=2015年5月(写真:澳門治安警察局)

マカオ治安警察局による白タク取り締まりの様子(資料)=2015年5月(写真:澳門治安警察局)

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