マカオ、今年下半期のカジノ売上32%減=約1.7兆円、アナリスト予想

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年8月まで15ヶ月連続で前年割れとなり、低迷が長期化の様相を呈している。カジノ監理当局の最新統計を参照すると、今年1〜8月の累計カジノ売上は36.5%減の1588.82億パタカ(日本円換算:約2兆3844億円)にとどまる。

マカオの月刊英字経済誌マカオビジネスが9月22日電子版に掲載した記事によると、ブルームバーグがマカオの今年下半期のカジノ売上について、アナリスト12人の予想中央値として前年同期比32%減となる140億米ドル(約1兆6769億円)まで落ち込むと報じたという。また、その要因として中国本土における経済成長の鈍化、反汚職キャンペーンによって、富裕層によるギャンブル目的のマカオ渡航意欲が減退していることを挙げたとのこと。

なお、今年上半期のマカオのカジノ売上は37.0%減の1216.45億パタカ(約1兆8249億円)だった。

マカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

マカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

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