開港20周年のマカオ国際空港、旅客数550万人突破=過去最高

マカオでは今年(2015年)1〜11月のカジノ売上が前年同期比35.3%減、1〜10月の訪マカオ旅客数が2.6%減となるなど、観光マーケットの苦戦が続いているが、マカオの主要な空の玄関口にあたるマカオ国際空港の旅客数は前年を上回るペースで推移している。

マカオ国際空港は12月15日、1995年の開港以来で最高となる年間旅客数550万人突破を記念したセレモニーを開催した。同空港は今年に入って以降、新たに7社の航空会社の乗り入れと8都市を結ぶ新路線開設があり、旅客数及び発着回数の伸長につながったという。通年の旅客数はおよそ570万人となる見通し。

マカオ国際空港はジャンボジェットの離発着が可能な3420メートルの滑走路を持ち、24時間運用を行っている。就航都市は中国本土、東南アジア、北アジアが中心。日本路線はマカオ航空が東京・成田、大阪・関西との直行便をデイリー運航しており、来年3月には福岡との直行便も就航予定(週4便)。

マカオ国際空港、開港以来最高となる年間旅客数550万人突破=12月15日(写真:CAM)

マカオ国際空港、開港以来最高となる年間旅客数550万人突破=12月15日(写真:CAM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社の何超鳳(デイジー・ホー)常務董事(マネジ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は5月14日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の住宅・商業テナント…
  3.  マカオ司法警察局は5月14日、同月12日夜にマカオ半島北部に位置するモンハの丘のトレイルコースで…
  4.  このほど英「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」が世界の創立50年以内の若い大学を対…
  5.  マカオ金融管理局は5月14日、今年(2024年)4月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun