香港ディズニーランド、2011年以来の赤字転落=中国本土客2割減

昨年(2015年)、開園10周年を迎えた香港ディズニーランド・リゾートだが、2011年以来となる4年ぶりの赤字に転落していたことが明らかとなった。

香港の日刊紙アップルデイリーが2月15日夕方に電子版で報じた内容によれば、香港ディズニーランド・リゾート運営会社が2月15日にメディア向けイベントを開催。席上、幹部社員から昨年度(2015年1〜12月)の業績サマリーの発表があり、前年との比較で入場者数は9%減の680万人、売上高は6%減の51.14億香港ドル(日本円換算:約749億円)、利益は1.48億香港ドル(約22億円)の赤字だったとのこと。

入場者の出身地別では、地元香港客が14%増だった一方、中国本土客が過去最大の下げ幅となる23%減だったという。

香港ディズニーランド・リゾートは2005年の開園以降、2011年まで赤字が続いたが、2012年から2014年までは黒字を計上していた。

なお、今年6月、上海ディズニーランドの開園が予定されていることから、香港への影響の有無にも注目が集まっている。

香港ディズニーランド・リゾートへ向かう鉄道の案内板(イメージ)=香港・MTR欣澳駅

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