レッサーパンダがマカオに初到来=隔離検疫後に一般公開へ

マカオ政府民政総署(IACM)は11月16日、中国・四川省のジャイアントパンダ保護研究センターから送り出されたレッサーパンダのつがい(いずれも3歳)がマカオに到着したことを明らかにした。

レッサーパンダは希少動物として知られ、マカオ到来は今回が初めてのケースとなる。

IACMによれば、2頭の健康状態は良好で、すでに獣舎の環境に適応しているとのこと。飼育員が24時間交代制で体制でモニタリングし、熟練スタッフの管理の下、マカオでの気候の中で快適に過ごすことができるよう手助けを行っているという。

マカオにやってきたレッサーパンダのメス(写真:IACM)

マカオにやってきたレッサーパンダのメス(写真:IACM)

今後、30日間の隔離検疫を経て、適応状況などを評価した上で一般公開日を決定するとのこと。

レッサーパンダの飼育、展示施設はコロアン島の石排灣郊野公園の無料エリアに新たらに設けられ、すでに昨年(2015年)秋に完成済み。石排灣郊野公園にはジャイアントパンダのつがいと双子の赤ちゃんのいるマカオジャイアントジャイアントパビリオン(有料)がある。赤ちゃんパンダの一般公開は来年(2017年)の旧正月頃の見通し。

マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園に新設されたレッサーパンダの飼育、展示施設(写真:IACM)

マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園に新設されたレッサーパンダの飼育、展示施設(写真:IACM)

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